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Drinks
コーヒーとビーフブイヨンのバジル風味フォームドミルク添え
美味しくてちょっと変わったエナジードリンク
ビーフブイヨンをエナジードリンクに? なかなか想像がつきませんが、健康に良いさまざまな成分が含まれています。チャレンジ精神旺盛な方はぜひお試しください。
伝統的なビーフブイヨンが新たなトレンドとしてリバイバル。下ゆでした牛骨と野菜でとったブイヨンは、加熱によってミネラル、タンパク質、アミノ酸が溶け出すのでとてもヘルシー。私たちの祖父母の時代から栄養豊富な飲み物として重宝されてきました。そのブイヨンにアラビカコーヒー豆、ドライシェリー、エキゾチックなスパイス、バジル風味のフォームドミルクを加えて、まったく新しい刺激的なエナジードリンクに仕上げます。
出来上がり分量:8〜10杯分(約1.25リットル)
材料:
- 玉ねぎ 中2個
- 牛骨(小さめに切っておく) 1.5kg
- ブイヨン用野菜(粗みじんにする) 500g
- マッシュルーム(粗みじんにする) ひとつかみ
- コーヒー豆(アラビカ種) 50g
- しょうが 60g
- ローリエ 2枚
- フレッシュタイム 3本
- カルダモン(殻を割っておく) 6個
- カレー粉 小さじ1
- ブラックペッパー(ホール) 小さじ1
- オールスパイス 小さじ1
- ペパロニ(粗みじんにする) 2個
- 塩
- コショウ(挽きたて)
- ドライシェリー(フィノタイプ) 大さじ4〜6
- バジルの葉(飾り用)
澄まし用:
- 卵白(八分立てにする) 3個分
- ブイヨン用野菜(粗みじんにする) 250g
- にんにく(潰す) 1かけ
- コショウ 小さじ½
- オールスパイス 小さじ½
- クローブ(潰す) 小さじ½
- ジュニパーベリー(潰す) 小さじ½
- 有機レモンの皮(すりおろしたもの) 大さじ1
- 牛ひき肉 400g
バジル風味フォームドミルク用:
- バジルの葉 ひとつかみ
- 牛乳(高温殺菌、乳脂肪分3.5%) 200ml
- 塩
- カイエンヌペッパー
作り方:
- 玉ねぎは皮つきのまま半分に切り、切り口を上にして牛骨と一緒に天板に並べ、グリル(大)の下から3段目に入れて240°Cで焼きます。
- 10分経ったら牛骨をはじに寄せてブイヨン用野菜を加えて混ぜ、頻繁に上下を返しながら野菜に軽く焦げ目がつくまで40分ほどグリルします。
- 乳鉢でコーヒー豆を挽き、しょうがは皮のままみじん切りにして、両方とも2.にふりかけ、最後に数分グリルします。
- 大きめの鍋にローリエ、タイム、カルダモン、カレー粉、ブラックペッパーの粒、オールスパイスを入れ、そこに3.を加え、水1.8リットルを加えて強火にかけます。沸騰したら蓋をして弱火(レベル1〜2)にし、6時間以上煮込みます(一晩煮込むのがベスト)。
- 粗熱を取って目の細かいザルで漉します。ヘラなどで強く押して最後まで絞りましょう。室温になったら浮いてきた油脂分を取り除きます。
- 鍋に澄まし用の材料をすべて加えてよく混ぜます。そこへ5.のブイヨンを加えて中火にかけ、沸騰したら弱火にし、鍋底に焦げつかないようヘラなどでやさしくかき回しながら5分間煮立てます。鍋を火からおろし、1時間寝かせます。濾し器に布巾などを敷いてブイヨンを漉します。室温になったら再び浮いてきた油脂分を取り除きます。
- 塩、コショウ、ペパロニ、シェリーで味付けします。
- 飲む直前にブイヨンをグラスに注ぎます。バジルの葉を洗ってブレンダー用の容器に入れ、塩ひとつまみとカイエンヌペッパーを加えます。温めた牛乳を加えてハンドブレンダーで泡だてます。アイスクリームスクープで泡をすくい、グラスに注いだブイヨンの上にすべらせるように載せます。お好みでバジルの葉を飾ります。出来立てをお召し上がりください。
ポイント:
- このブイヨンスープは冷たいままでも温めても美味しく召し上がれますが、温める場合には味付けを若干薄くしてください。
- 余ったブイヨンは製氷皿や小型の保存びんを利用して少量ずつ冷凍しておくと、いつでも料理やソース作りに使えます。
- 飾り用のバジルの代わりにラベージの葉を使うこともできます。
- フォームドミルクを作るにはカプチーノ用のミルクフローサーを使うのがベストです。
Production: Regine Smith Thyme
Food styling: Marlies Klosterfelde-Wentzel
Styling: Katrin Heinatz
Photo: © Wolfgang Kowall